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軽便鉄道与那原線(駅)について

戦前の沖縄には、「軽便-けいびん-」と呼ばれた、
ひと回り小さな、しかし立派な『沖縄県営鉄道』が走っていました。

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路線は那覇駅~与那原駅までの与那原線、 那覇駅~嘉手納駅までの嘉手納線、那覇駅 ~糸満駅までの糸満線の3路線で運行していました。
この 軽便鉄道の導入によって大量の人と物資の輸送が可能になり、町の発展に大いに貢献しました。
しかし沖縄戦で米軍の攻撃により設備が 破壊され、嘉手納線は1945年3月23日頃、与那原・糸満線は3月28日頃が最後の運行 になり姿を消しました。
営業は1914年から1945年までの31年間です。

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車社会である現代の沖縄からは、そんなに立派な鉄道があったことは想像することが難しいですが、戦争で破壊され消えた鉄道の『痕跡』は、現在も大切に保管されています。

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他の木造駅舎とは違う、与那原だけのコンクリート駅舎は、戦争での破壊にもわずかに耐え、形を残しています。
そしてその後の復興の中で、建物は補修を重ね、消防署・町役場・農協と、生活の中に溶け込んでいきました。
2013年。軽便鉄道の開通100周年の目前に、駅舎跡地であり長らく地域に馴染んでいた農協の近隣移転が決定しました。
与那原町はこれを機に、駅舎の復元を開始しました。歴史や文化、建築方面などの専門家が力を合わせ、数少ない貴重な写真資料や、当時を覚えている年配の方々からの聞き取りなどを行い、今は無き当時の駅舎の姿を、浮き彫りにする作業を行いました。

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現在は2014年夏に再現された「軽便与那原駅舎」を訪れることができます。
「軽便与那原駅舎」は、近代交通の展示資料館になっています。入場料は、町外中学生以上は、1000円。火曜日が休館日で、営業時間は10:00-18:00です。
タイミングによっては、様々なイベントが開催されているので、気になる人はぜひ問い合わせてみてください。(問い合わせ先:軽便与那原駅舎展示資料館 098-835-8888)。
この時代に復元された『軽便与那原駅舎』は、これからの人々にとって、戦前の沖縄、失われた過去の沖縄を証明していく、貴重な手掛かりになることでしょう。

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今でも町のいたる場所に残る痕跡を散策するのもおすすめです。
与那原町を訪れたら、未だに多くの鉄道ファンを魅了する「軽便-けいびん-」の魅力を体感しましょう!