11月1日から7日は、文化財保護強調週間です。文化財に親しみ、文化財への理解と関心を深めることを目的として、全国的に文化財に関する各種の行事を実施しています。
皆様により理解と関心を深めていただき、文化財保護への一層のご協力をいただければ幸いです。
今年4月から、国道329号線与那原バイパス工事をするに伴って、与那原町で初めて「記録保存のための発掘調査」が行われています。
多くの方々に、出土遺物を通して、埋蔵文化財を身近に感じていただき保護への理解を深めていただきたいと、8月までの調査の成果第一弾を、9月25日から5日間にわたってミニ展示し、町内外の300名近くの方々にご来館いただきました。
前回の調査では、今から1000年ほど前のグスク時代初期の遺物を中心に「土器」徳島で焼かれた「カムィヤキ」、与那原にはない種類の石で造られた「石器」、中国から持ち込まれた「白磁」や「青磁」などさまざまな遺物が出土しました。
それにより、与那原の歴史に、新発見があり、興味を持っていただいた方も多く、第2回の開催に至りました。
今回は、今年の9月から、送電線鉄塔移設工事に伴う、記録保存のための発掘調査で発掘されたもので、近世のみの遺物を含む層が、およそ1メートル埋まっていることが確認されました。
県内では、近世から近現代にかけて同じ場所に住み続ける傾向になるため、近世のみの層が厚く堆積している遺跡は、沖縄県内でも例がすくなく、貴重な遺跡であることがわかりました。
11月13日(月)~19日(日)の短い期間ですが、是非、お誘いあわせの上お出かけくださいませ。
イベント名 | 第二回発掘調査速報展~大見武の通り路 過去への還り道~ |
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イベントサイト | - |
開催日 | 2017.11.13 〜 2017.11.19 |
開催時間 | 9:00~22:00 |
会場名 | 与那原町コミュニティーセンター2階 |
住所 | 与那原町上与那原 |
駐車場 | 有り |
料金 | 無料 |
主催 | 与那原町生涯学習振興課文化財係 |
お問合せ先 | (098)871-9981 |