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与那原町観光大使、喜舎場 泉さんと巡る ディープな魅力発見ツアー《施設編》

与那原町観光大使、喜舎場 泉さんと巡る ディープな魅力発見ツアー《施設編》

まるで歩くパワースポット!泉さんが向かうところに笑顔あり

初代与那原町観光大使として町の魅力を日々発信している、与那原町出身のお笑いタレント喜舎場 泉さん。今回は泉さんの案内で、与那原の見どころを巡る旅に出かけました。

喜舎場 泉さん

与那原のおすすめは本当にいっぱいあるさぁ!一日で紹介しきれるかね?

そこにいるだけで周りの人たちを明るく元気にしてくれる泉さんは、まるで歩くパワースポット。
行く先々で、笑顔あふれる楽しい出会いが待っていました。

今回は、軽便与那原駅舎展示資料館や与那原大綱曳資料館などの施設を紹介する《施設編》をお届けします。飲食店や雑貨店を紹介する《店舗編》はこちらから

旅の起点といえばここ「軽便与那原駅舎展示資料館」

まず向かったのは「軽便与那原駅舎展示資料館」。
琉球王国時代から交通の要衝として栄えた与那原町には、かつて「ケービン」の愛称で親しまれた軽便鉄道、与那原線(那覇−与那原)の終着駅がありました。

施設内観

その与那原駅舎跡地に2014年にオープンしたのがこちらの展示資料館。軽便鉄道の歴史を知る展示物や資料をはじめ、オリジナル映像「与那原軽便物語」の視聴や運転シミュレータなどの体験も楽しめる施設です。

2025年12月から導入されたという運転シミュレータを体験してみた泉さん。

施設内観
喜舎場 泉さん

あい、停止線オーバーしちゃった!これは当時の与那原の景色も見られるし、いろんな説明も入ってるから子どもたちの学習にもいいはずねー。

国の登録記念物「沖縄県鉄道与那原駅跡」
資料館の建物裏手にある、国の登録記念物「沖縄県鉄道与那原駅跡」(当時の駅舎の柱)もお見逃しなく。

軽便与那原駅舎展示資料館の詳細はコチラ

山原船で賑わった港の面影を今に伝える「材木ストリート」

材木ストリート

次に泉さんがやってきたのは、ちょっぴりレトロな街並みの通称「材木ストリート」と呼ばれる水路沿いのエリア。
東浜地区の埋め立てにより現在は水路になっていますが、かつては山原船の船着き場があり、材木や薪、炭などの集積地として賑わったそうです。

材木ストリート
喜舎場 泉さん

私が子どもの頃はもっと材木店がずらーっと並んでいたので、なんでだろう?と思っていて。歴史や民話が好きだった母から、山原船の貿易があったからだと教わったんです。

現在も営業を続けている材木店が数軒あり、周辺を歩くと木の良い香りが。かつての港町の風情を今に伝える貴重な原風景です。

集落の守り神「石獅子セブン」

材木ストリートからぶらぶら歩いていると、住宅地の一画にさり気なく佇む「石獅子」を発見!
火災などの災いから守るために、主に集落の入口などに置かれていたそうで、現在は与那原町内に7体の石獅子が残っているそうです。

石獅子
喜舎場 泉さん

この石獅子は表情が本当に最高さぁ。だー、私も真似してみよう。似てる?

石獅子は琉球石灰岩でできており、場所によってはかなり風化が進んだものもありますが、大きさや表情、ポーズも一体一体違っており個性豊か。ぜひお気に入りの石獅子を探してみてください。

石獅子セブン 詳しくはこちら

石獅子

与那原大綱のカナチ棒が眠る「親川広場」

親川広場

次に「ここは絶対に行っとかなきゃ」と泉さんが案内してくれたのは「親川広場」。
琉球王朝時代から聖地として大切にされてきた与那原町指定文化財「親川(ウェーガー)」(湧き水)があり、与那原町民の憩いのスポットとして親しまれている公園です。

拝所に手を合わせる喜舎場 泉さん

ここへ来ると、いつも拝所に手を合わせて感謝を伝えるという泉さん。

喜舎場 泉さん

今朝は雨が降っていてお天気が心配だったけど、親川の神様が守ってくれているから青空が見えてきたね。

と、にっこり。
広場に落ちていた足元の小さなゴミをさりげなく拾う姿も素敵でした。

与那原大綱曳の東西の大綱を繋ぐ「カナチ棒」が保管されているのも、実はここ親川広場。
どこにあるのかというと、なんとこちらの足元!

カナチ棒の保管場所

乾燥による亀裂予防や虫よけのために、普段は親川の水に沈めて保管しているのだそう。
現在は予備も含めて3本のカナチ棒が保管されており、いちばん大きなものは長さ3m30cm、重さ74kg。与那原大綱曳本番の数日前に取り出され、一年に一度の大舞台に登場するというわけですね。

通称“つなかん”「与那原大綱曳資料館」

施設内観

親川広場で少し休憩した後に泉さんが案内してくれたのは、通称“つなかん”こと「与那原大綱曳資料館」。広々とした展示室には東西大綱の実物や支度衣装の展示、写真パネル、大画面での映像、体験コーナーがあります。

施設内観

「鬼女」と書かれた支度旗を見つけた泉さん。綱の上で堂々たるポーズを決めてくれました。
実物の綱は間近で見ると迫力満点。美しい編み目や支度の衣装などもじっくり見ることができますよ。

360度3Dシアター

2024年から運用を開始した「与那原大綱曳360度3Dシアター」では、360度のスクリーンと9台のスピーカーに囲まれて大迫力の与那原大綱曳の3D映像を見ることができます。

喜舎場 泉さん

すごーい!ほんとに会場にいるみたい!!

臨場感あふれる映像に泉さんも大興奮。与那原大綱曳に行ったことがある方もない方も、ぜひ3Dシアターで体感してみてください。

 

与那原大綱曳資料館の詳細はコチラ

昭和27年創業の老舗「島袋瓦工場」

最後に泉さんが案内してくれたのは、国道329号から大里向けに少し入ったところにある「島袋瓦工場」。県内で唯一の製土工場を備えた、県内トップの生産量を誇る老舗瓦工場です。

島袋瓦工場

出迎えてくれたのは泉さんの大の仲良し、島袋瓦工場代表取締役の島袋 義一(よしかず)さん。

島袋瓦工場の島袋さんと一緒に撮影
喜舎場 泉さん

島袋さんね、とってもおしゃれなのよ!見て、今日のシャツも似合ってるさぁ。
帽子も大好きでいつも素敵なのをかぶってますよ。

いやいや、ははは(笑)

工場の様子

今回は特別に、島袋さんに工場を案内していただきながらお話を伺いました。

泉さん「さっき軽便資料館で運転シミュレーターをやってきたんですよ。昔の与那原の風景の中に、与那原駅の手前あたりで何本もの煙突から煙があがっているのが映ってましたけど、あれがまさにこのあたりの赤瓦工場ですよね」

島袋さん「そうそう、与那原は昔から瓦の産地だからね」

泉さん「元々は何10軒とあったんですよね」

島袋さん「私が子どもの頃はこの界隈で30軒ぐらいはあったんだけど、今はもう当山瓦さん、八幡瓦さんとうちの3軒だけになってしまいました」

泉さん「なんで与那原で瓦を作るようになったんですかね?」

工場の様子

島袋さん「やっぱり今の東浜のあたりに港も桟橋もあったもんだから。昔は燃料が薪だったんですよ。山原船から薪を運んできて。あとは土も良かった。大里とか与那原とかの土は今も使っています。西原から北にいったら赤土が混ざってくるから瓦の原料としては使えないんですよ。
あとはやっぱり赤瓦の注文が入るのは那覇からが多かったから、那覇へのアクセスがいいということもあって、与那原で瓦作りが栄えたんじゃないかな」

泉さん「やっぱり山原船の貿易が関係してくるわけですね!」

島袋さん「そう、今はもう燃料はガスになってるけど、昔はぜんぶ薪でやってましたからね。三日三晩寝ないで火の番をして」

泉さん「島袋さんのお父さんの時代までそうだったんですよね。で、島袋さんがお父さんから工場を継げって言われた時に、継ぐのはいいけど三日三晩の火の番は絶対やらないって(笑) そこで島袋さんが初めて燃料を薪からガスに変えたんですよね」

インタビューの様子

島袋さん「怠け者だったんだよ(笑) やりやくない仕事はやりたくない!って。
昔は親父とも大喧嘩しましたよ。昔の人だからさ、汗水流して働きなさい。そしたら儲かるよって考えで。今はそうじゃないよ、合理的にやらんとって説得して。雨降りだったら薪は湿って燃やせないし、1週間に1回しか窯入れができないけど、ガスだったら毎日入れられるよって」

泉さん「島袋さんは元々飲食関係で東京にも行っていろいろなお仕事を経験されていたから、やっぱりビジネスの力というか、アイデアもたくさんあったんですね。それにしても、三日三晩寝ないでやるというのは、相当大変だったでしょうね」

島袋さん「昔は本当に大変でしたよ。窯に火が入ったら家族の行事も何もできなかったし、薪で燃やすから煙突から黒い煙が出るし、木を切ってたら周りから文句をいわれたりしてね」

インタビューの様子

泉さん「あと私、前に島袋さんとこの工場見学した時に初めて知ったんですけど、赤瓦って赤土で作ってると思ってました」

島袋さん「そうそう、皆さんそうおっしゃるんですが、あの赤い色は赤土ではなくクチャ。クチャは焼いたら赤くなるんです。瓦の原料は8割がクチャで、なんで赤土を入れるかといったら耐火温度が高いからなんですよ。首里城の瓦は 1,030度の高温で焼いているので、赤土を入れないと焼いているうちに変形してしまうんです」

泉さん「初めて聞いた時は驚きました!でもこのこと知らないっていう人、けっこういると思う」

赤瓦

島袋さん「瓦というのは乾燥する前は黒、乾燥したら白、焼いたら赤と3回色が変わるんです」

泉さん「えーすごい!面白いですねぇ」

瓦の話、与那原の話、ご家族の話。いつまでも島袋さんとのおしゃべりが止まらない泉さんなのでした。


島袋瓦工場の詳細はコチラ

まだまだ見どころが尽きない与那原町

東西大綱の実物と喜舎場 泉さん

泉さんの言葉と笑顔に導かれながら歩いた与那原町は、知れば知るほど奥深く、何気ない風景の一つひとつに物語が息づいていました。
観光地としての見どころだけでなく、そこに暮らす人々の営みそのものが、与那原町の大きな魅力であることに気付かされます。その魅力は、実際に足を運び、感じてこそ伝わるもの。
行く先々で人に声をかけ、町の話を楽しそうに語る泉さんの姿からは、与那原町への深い愛情が伝わってきました。そんな泉さんだからこそ出会えた、たくさんの笑顔と物語に感謝を込めて。

次はぜひ、あなた自身の目と心で、ディープな与那原町を体感してみてください。