YONABARU NEWS 与那原町からのお知らせ
2018.03.31
よなばるひじきの収穫が始まりました!!
与那原の特産品「よなばるひじき」の収穫が始まりました。
毎年3月~5月にかけて沖縄のひじきの90%がここで刈り取られます。平均年間55トンほど。とはいえ、ここ数年、少し減ってきているんですよね。与那原西原漁業協同組合の方いわく・・・「11月12月の日照時間が減っているから・・」らしい・・。いかに、太陽の恵みが大切か!!
・・・で・・・今年のできはどうかと言うと・・・少し育成が遅いというのが正直なところ。 通常、1メートル半~2メートルはあるひじきですが、すこし短い。ですから、通常3月半ばから始まる収穫ですが、今年は成長をまって3月30日からスタートすることになりました。
お手伝いしてくれたのは、知念高校ヨット部のみなさん。阿波連監督いわく「僕らは海を使わせてもらっているので感謝の気持ちでやるんです。それに足腰も鍛えられるから一石二鳥ですよ(^^♪」
といわけで、1、2年生25名ほどの部員が集合。まずは長靴を履いて海岸に向かいます。
海岸の足元は、ゴツゴツ&つるつるで危ない危ない。慎重に水際まで歩いていきます。海からは、刈り終わった「ひじき」をのせて運ぶ船が接岸します。
高校生は手袋をつけ、カマをもち、水際にある「ひじき」を少しづつ刈り取っていきました。
いっぱいとれた「ひじき」を船に投げ入れます。
男子も女子も2時間ほどかけて、いっぱいとってくれました。
とりにとって・・・1.5トン!! がんばりました~~~。
刈り取った「ひじき」は、船で港まで運び、加工所に入ります。そして、ひじきにくっついている塩とごみをきれいに洗い流します。
洗った後は、100℃の熱湯で10分ほど茹でます。一度に400キロをゆでられる大きな窯。
湯で上がった「ひじき」を今度は汽車のような蒸し器へIN!!
118℃で10分間蒸したら~~
おいしそ~~~~🎶🎶 あとは冷まして冷凍保存。
ここまでが一日仕事です。 機械ばかりに頼らず、こんなにたくさんの人の手がかかっていたんですね。今まで食べ残していたことがありますが、、、きれいに食べないと・・・と反省。
肉厚で歯ごたえのある、太くて長い「根ひじき」の「よなばるひじき」。芽も茎も一緒にがっつり食べられますから、“主食”として十分活用できます。もちろん栄養も満点。鉄分やカルシウム、食物繊維がたっぷり!!
貴重な「よなばるひじき」は、スーパーかねひで、あがりはま市場、サンエーで購入可能。沖縄に来たら、「よなばるひじき」をぜひ召し上がってくださいね。お土産にしても喜ばれますよ~(^^♪