YONABARU NEWS 与那原町からのお知らせ
2017.09.20
よなばる大綱曳のDNAはこうして継承されています。
440年あまりの歴史をもつ与那原の大綱曳。まつりがおわればおしまいではありません。本格的な準備は春からですが、実は一年中大綱曳の魂は燃え続けているのです。
町中で「熱」を感じた夏のあの日。その姿をみて子供たちも「大きくなったら綱武士(ちなむし)になる!」という感情を抱くようです。
与那原では、幼稚園の運動会で大綱曳を披露するために、年中さんの時から手ほどきをうけます。小学校でも指導をうけ、中学生になれば本物の「金鼓隊きんこたい」「前舞いメーモーイ」として大綱曳まつりに参加します。
運動会で上手に披露するために、幼稚園では3度ほど練習をします。9月20日は2度目の練習日。
綱武士3名(ボラ、ドラ、ソーグ)と、メーモーイ3名が体育館までお越しくださり、入場場面から練習スタートです。
旗頭(はたがしら)を上下に振り上げます。ガーエーでは合いの手「♪さぁさ、はい、まかちゃさ、はい!」と、大きな声も出ていましたよ。
いよいよ、東(あがり)と西(いり)の綱が登場します。
一旦下に置いて向き合った綱と中央に準備したカナチ棒を、掛け声とともに持ち上げます。「さぁ=!!」
カナチ棒がはいります~~~
ひっぱれ、ひっぱれ、全力だぁ~~~!!
勝負が終わっても、ガーエーで踊ります。
実は、中央にある「旗頭」はピカピカの新品。なんと、与那原小学校の先生たちが夏休みを利用して、本物のまつりの材料をそのまま使って作ってくれたんだそう。「げんきなこ」と「やさしいこ」と書かれています。
新川先生「みんなの練習を見ていました!!じょうとうです!! 本番も元気に頑張って楽しくやりましょうね♪」
与那原大綱曳のDNAは、こうして町の大人から子供たちに継承されていくのですね。