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2018.05.29

与那原大綱曳の神事はじまる!!

今年も、8月11,12日の二日間、与那原大綱曳まつりが行われます。

 

「大綱曳」が行われ始めたのは、むか~し日照りが続き、稲が害虫にやられて大飢饉に見舞われた時、どうしたらいいのかと奥山のお年寄りに聴きに行ったところ、「みんなで大きな綱を作って、鉦や太鼓を打ち鳴らし、大声で綱をひきなさい」と言われ、

 

その通りに大綱曳をしたところ、雨が降って豊作となり、それ以降村人たちが飢饉にあえぐことがなくなったことから始まった・・・・といわれています。

 

まつりの名がつきますが、そもそも綱曳は「神事」なのです。五穀豊穣、無病息災などなどを祈る・・・という。

 

というわけで、旧暦の4月15日の今日(5月29日)、害虫を追い払う儀式「アブシバレー」が行われました。

 

お供え物を準備します。

 

 

5か所の拝所に「稲に虫がつかず、成長し、無事綱曳が行われるように」と、うがみ(拝み)に行きます。

 

 

大綱曳実行委員長はじめ、委員会のメンバーみなさんによる拝みです。

 

 

 

お祈りしたあと、お供えしたお神酒をいただきます。昔は飲んでいましたが、今は額にお酒をあてて拝みの結びとします。

 

 

アブシバレーのメインは、虫を海に払うこと。バナナの茎でできた船に虫(カタツムリ)をのせ、海に流します。船は海の向こうのニライカナイ(桃源郷)に行き、幸せになると言い伝えられています。

 

 

よなばるの当添海岸沿いから、船を流します。

 

 

 

いい風に乗り、どんどん沖に進んでいきます・・・5年ぶり??の良い風です。海岸で見守る委員たちも思わず笑みがこぼれます♪

 

 

 

2018年の大綱曳、神事の始まりも無事終了。いい風が吹きそうな予感です。

 

*与那原大綱曳まつりは8月11,12日御殿山青少年広場で行われます。皆様おさそいあわせの上、ぜひ足を運んでくださいね。祭りのスケジュールなどの詳細は、順次「イベント」でご紹介していきます。

 

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