YONABARU NEWS 与那原町からのお知らせ
2018.08.06
与那原大綱曳まつりを10倍楽しむためには?!8月12日編
さあ、いよいよ「第36回与那原大綱曳まつり」もカウントダウンに入りました。チムわさわさ、チムドンドンですね。(心がそわそわする&心が高鳴る💛)
8月11日編は以前にご案内しましたので、今回は8月12日編です。
まずは、まつり会場(御殿山青少年広場:沖縄県与那原町与那原832)のスケジュールです。
9:00~ こども綱曳大会スタート(~12時ごろまで)
14:00~ こどもエイサー(与那原小学校、与那原東小学校)
15:00~ Bogey Kenny ライブ
15:30~ 大綱曳本番の為ステージプログラムはなし
17:00~ 大綱曳開始(~18:00頃まで)
18:00~ 全島角力大会(沖縄相撲はまわしをつかんでからスタート:体重別)
18:45~ 板良敷青年会エイサー
19:10~ 与原青年会エイサー
20:00~ きいやま商店ライブ
20:45~ 花火打ち上げ(打ち上げ場所はマリンタウンゴルフ場)
21:00 クロージング
*都合により一部変更することもありますのでご了承ください。
まつり会場とは別に、大綱曳本番に向けて行われている行事もあります。それは、出番をまっている大綱が鎮座する「中央通り」などで行われます。
朝、10時頃になると拝所にお参りに行き、その後、東(あがり)西(いり)ともに、綱武士(ちなむし)たちが大綱にお神酒を捧げ、大綱曳の安全と勝利を願います。
東(あがり)
西(いり)
大綱が朝日にあたって美しい姿を間近でみたいなら、この時間がおススメ。
拝みのあとは、中央通りはしばらく静かになります。
14時を回るころ、綱武士(ちなむし)たちが衣装に着替え、わさわさと集まってきます。
東(あがり)は阿知利世主(アチリユウヌシ)付近、
西(いり)は親川(エーガー)付近です。
ここでそれぞれ気合を入れ合い、気持ちを一つにします。そして、東は阿知利世主、西は親川広場で、旗頭(はたがしら)、金鼓隊(きんこたい)、前舞い(メーモーイ)が一緒になってガーエー(ここではみんなの気持ちを鼓舞する舞ですね)を行います。
それが始まるころには大綱を「担ぐ」参加者が、大綱の周りに集合します。15時までには中央通りにお越しくださいね。(参加者には東は紫、西は赤色の綱武士Tシャツをプレゼントいたします)
15:30頃になると、中央通りからえびす通りにむけて、両陣営が出発します。いよいよガーエー(お互い威勢をぶつけ合い、自陣の力を見せる)です。
16:00になると、えびす通りから国道331号線に出て、ガーエーをします。
ボラ、ソーグの合図で カナチ棒、旗頭(はたがしら)が進み、ここに初めて今年の「支度(したく)」(琉球の歴史上の人物または物語の主人公に扮した14名)が登場します。六尺(ろくしゃく)は道路の両サイドをガードし、その後に金鼓隊(きんこたい)、前舞い(メーモーイ)と続きます。
支度の登場
旗頭の飾りが見えますね。
与那原中学校2年生の金鼓隊(きんこたい)に続いて前舞い(メーモーイ)
なお、道路は衣装を身に着けた人たち専用ですので、見学は歩道でお願いいたしたします。熱中症にならないように、水分補給隊もいますのでご利用くださいませ。
国道331号線にすべての陣営がでそろったら、改めてボラ、ソーグの合図でカナチ棒を六尺が囲んで「サー!サー!サー!サー!」の掛け声とともに気勢を上げ、旗頭も六尺が囲み盛り上げます。前舞いが舞い、金鼓隊もソーグ、ドラを打ち鳴らし士気を上げます。旗頭が豪快に舞い踊りますので、注目してくださいね。大綱曳前の大きな見どころです。
およそ20分にわたる「ガーエー」で盛り上がり、終了すると各陣営(中央通り)に戻ります。
16:30になると、いよいよ大綱の出番です。中央通りからまつり広場に向かって「道ジュネー(行列)」を始めます。
ボラとソーグの合図で支度(したく)を乗せた大綱が東西それぞれの陣営からスタートします。
旗頭、金鼓隊、前舞い、大綱のカナチ(頭)部分を六尺が持ち上げ、支度の乗った大綱をみなさんで担ぎあげて、国道329号線を通り、まつり会場に向けて行列いたします。
もちろん女子も参加OK!!
なお、行列前の中央通りは道幅が狭くケガの恐れがあるため、見学や写真撮影は国道329号でお願いいたします。(まつり会場と与那原小学校をつなぐ329号の横断歩道は使用できません)
国道329号線沿いは大綱を見やすく、見学や撮影にはおススメです。道ジュネー(行列)をご覧になりたい方は、ガーエーのあとに331号から329号で移動されるといいですね。
いよいよ、まつり会場に大綱が入場。東西のカナチ部分を先頭に向き合います。東(あがり)は桟敷席から舞台に向かって右側、西(いり)は舞台に向かって左側に位置取りをします。しかし、すぐに大綱曳は始まりません。一旦大綱を地面におろして、大綱に巻き付けてあった手綱(これを大勢の観客がひく)を広げて大綱曳の準備をします。支度は桟敷席の方へ控えます。
会場では再び「ガーエー」をし、東西の演武競演が行われます。
ガーエーが終わると、支度が大綱の上に乗り、ボラ、ソーグの音を合図に「サー!!」の掛け声と共に、六尺と担ぎ手で大綱を持ち上げます。そして、旗振りに誘導されて東西の「カナチ(頭)」を結合させるために寄せ合います。雄綱(東)が雌綱(西)の輪の中に完全に挿入されたら、カナチ棒(太くて黒い棒)がタイミングを見計らって素早く雄綱の輪に差し込みます。
カナチ棒が完全に差しこまれたと同時に、六尺棒を外し、担ぎ手たちは丸太棒を後ろに落としていきます。ドミノのように大綱が地面におされていき、一気に大綱曳のスタートです。
スタートの合図はなく、制限時間もありません。勝敗が決定するまで曳かれます。
ちなみに、昨年まで35回行われてきた勝敗は東の11勝、西の24勝と西の勝率が高くなっています。
一回目の綱曳で勝敗がきまると、勝った陣営から「ガーエー」で「勝どき」の気勢を上げ、そのあと負けた側が「ガーエー」に参加します。
そして、2回目の綱曳の準備を行います。綱曳は2回行われますが、1度目に勝った陣営がこの年の勝利とみなされます。
2回目の大綱曳が終了すると、再びガーエーを行い、旗頭をぶつけて壊し合います。まつり会場に旗頭の花飾りが風に散り、双方の健闘をたたえ合う美しい光景です。
なお、戦い終った大綱は、切り取ってお持ち帰りができます。お土産に、お守りにぜひお持ち帰りくださいませ。
大綱曳は1時間ほど。(ガ-エーから合わせると2時間強)最初から最後まで見逃せないシーンばかりです。あらかじめ、見たいシーンを決めて行動されることをおすすめいたします。
今年は暑い日が続いていますので、熱中症などに気を付け、少しでも気分が悪くなったらすぐスタッフに声をかけてくださいね。
「よ」の文字がついた青のポロシャツ、衣装を身に着けた綱武士(ちなむし)だれでも大丈夫です。我慢しないようにくれぐれもお気を付けください。
沖縄「与那原大綱曳まつり」を、存分に楽しんでくださいね♪