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2017.08.17

大綱曳に重要な「カナチ棒」を取り出しました。

旧暦6月26日、本来はこの日が「大綱曳」本番の日。現在はそれ以降の週末、土日におまつりが開催されています。

 

そのため、「日が延びます」という報告をしなければいけません。朝9時から「今年も無事大綱曳が執り行われるますように」と5つの拝所で「日延べ拝み」のお祈りをしました。

 

 

 

拝みの後は、綱曳資料館前広場でカナチ棒の取り出しです。

「カナチ棒」とは東と西の綱をつなぐという大綱曳ではとっても重要なアイテム。長さ3.2メートル、重さ70キロ、樹齢120年の栗の木でできた4年目のものと、重さ65キロ、ゆし木でできた69年目の大木です。

いつもは、どこにあるかというと・・・

 

 

 

なんと、大綱曳資料館広場の溝の中。水の中に浸してあるのです。そのわけは・・・

カナチ棒リーダー真栄城さん「ひび割れなど乾燥を防ぐために水の中に入れてあります。汚水というのは、防虫の効果があるんですよ」

 

なるほど・・。大綱曳まつりだけの為に、ここに眠っているのです。

 

与那原の園児たちも一緒に取り出しを見守ります。

 

 

 

 

さすがにどろどろです。まずは泥をきれいに洗い流します。。

 

 

その後、ピカピカに磨きます。

 

 

見守っていた園児たちも、きれいになったカナチ棒に興味深々。

 

 

くんくんしだしましたよっ♪

 

 

 

 

くさぁ~~いいっっ!

 

 

 

 

 

未来の金鼓隊(きんこたい)と前舞い(メーモーイ)たちですね。

 

8月20日の大綱曳は、このカナチ棒が東・西の綱が結合した綱の中に入った瞬間始まります。カナチ棒を担ぐのは選ばれし7人の雄者のみ!!

 

カナチ棒隊「責任感が強く力持ちだけが担げるもの。綱曳のスタートはカナチ棒にかかっているからね。安全を120%確保しないと差し込めない。集中力は半端ないです。周りの声も聞こえなくなるくらい1点集中、ピリピリですよ。」

 

1年に一度の勝敗を決める真剣勝負、カナチ棒がどのタイミングで入るのか、その瞬間を絶対に、見逃さないようにねっ!!

 

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