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2017.09.25

新たな遺跡発見!!与那原町の歴史が変わる?!

9月25日(月)から、与那原コミュニティーセンターで「第一回発掘調査速報展」が始まりました。

 

 

これは、国道329号与那原バイパス工事に伴い、地面に埋もれた文化財がないか調査したもので、与那原の歴史を語るうえで大事な遺物があることがわかったのです。

まず、どんなものがでてきたかというと、、、

 

 

 

 

グスク時代(900年~1400年)の土器や石器、斧などです。上の写真、普通の石ころと何が違うのか聴いてみると・・・

 

「考古学者や発掘員は、自然でない所を探すんです。例えば、写真右下の石は中央がきれいにへこんでいます。これは何かをすり潰すときにできる凹みですから、人間が使っていたということです。中央の斧は、石の先をトンがらせるように人間が力を加えているということ。調理などをしていたことも考えられるということです」。

 

「与那原町以外から持ち込まれた石材が多いのは、すでに交易をしていた可能性がありますね」

 

「もし、人が生活していたとなると、建物の跡が必要ですし、火を起こした跡がみつからないといけません。実は、その柱の跡とみられる遺構を発見したんですよ」

 

というのが、真ん中の段の右側の写真です。白い○で囲ってあるところです。

 

 

そして、、、グスク土器よりも「古い」とされる土器も出土しました・・・ということは・・・

 

「今まで伝えられてきた与那原の発祥地が上与那原ではなく、大見武と与原の境目あたりの地域だったのでは??ということです。」

 

え~~~!!

 

「この調査で出土した遺物を今後も比較検討し、さらに細かい分析を行って行く予定です。」

 

発掘した場所は、ここ。

 

 

まるで、タイムマシンに乗って何百年も昔に旅をしているかのような感覚。ぜひ、自分の目で確認してみてくださいね。29日(金)まで行われていますよ。

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