与那原観光ポータル「YONABARU NAVI」 YONABARU NEWS 与那原町からのお知らせ

2017.08.15

旗頭の練習は厳しいっ!!

 本番まで1週間をきり、旗頭(はたがしら)、金鼓隊(きんこたい)、前舞い(メーモーイ)の練習も、本格的になってきました。

 旗頭は、60キロ以上ある飾りのついた竿を、持ち手1人、ティーンナ持ち(支える紐)3人の合計4人が1組になって持ちあげます。

 当日、華やかに飾りつけされた旗を、持ち手が右手一本で持ちあげて舞い踊るには、リズムよく膝をつかい、相当のバランス感覚が必要になります。

 また、3人のティーンナ持ちも紐を引っ張りすぎると持ち手がバランスを崩してしまうので、4人の呼吸も大切です。

 いざ、練習!!

 ボラとソーグ(鐘)に合わせて15回ほど上下させたら、どんどん持ち手が交代していきます。

 

 ベテランは、ひょいっとリズムよく旗頭を泳がせるように持ちあげます。が・・・若手にかわると・・・

 

おぉっと・・・と、と、と、、ふらふら~ゆらゆら~、今にも竿が倒れそうになります。

 ベテランたちの横で、短い竿を使って猛特訓です。

 「右手の指を竿の底穴にいれて、右足を少し前にだせ」

 「左手は目線のあたりで逆手で添えろ、竿を抱えるな」

 「交代のときは右手を毛前にずらせ」

 先輩の厳しい指導が続きます。

 もう一度、本番用のサオにチャレンジ。やはりバランスがとれません。どうしても、倒してはイケないと、抱え込む余分な力が入ってしまうんですね。

ベテラン旗頭「僕らも最初はこうでしたよ。練習と経験ですね。バランスです。」

 練習は夜の8時から、9時半まで本番まで毎日続きます。そして~~、練習後には、、、こんな姿が・・・

 竿の一番上に飾る「チヂンドゥールー」を作っていました(^^♪

 東(あがり)は菊と蝶。西(いり)は梅とうぐいすです。

 先ほどまで、力強く竿を持ちあげていた強靭な男性陣が、「花」を作っているなんて・・・。可愛らしいでしょ?!

 飾りつくり作業はなんと深夜12時まで、本番まで続くんです。

 旗頭の力強い練習をご覧になりたい方は、夜8時以降、与那原大綱曳資料館もしくは、阿知利拝所におでかけくださいね。同時にメーモーイ練習もしていますよ。

VIEW ALL