YONABARU NEWS
与那原町からのお知らせ
2025.12.11
タイムトリップ体験!戦前の沖縄県鉄道を”運転”してきました
軽便与那原駅舎展示資料館に新設されたシミュレーターで、失われた風景がよみがえる
2025年12月1日、与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館に新たな展示が加わりました。それが「沖縄県鉄道シミュレーター」です。公開初日に実際に体験してきましたので、その様子をレポートします。

マスコンを握って、戦前の沖縄へ
資料館に設置された本格的な運転台。マスコン(運転レバー)を握り、コインを投入すると、目の前のモニターに戦前の那覇駅や与那原駅の風景が広がります。
マスコンをゆっくり押し込むと、3DCGで再現された街並みの中を列車が動き始めます。操作はシンプルですが、まるで本当に運転しているような感覚。子どもから大人まで夢中になれる仕掛けです。

驚くほどリアルな戦前の街並み
このシミュレーターの最大の特徴は、その再現度の高さ。戦前の写真、米軍撮影の航空写真、測量地図、地域の証言などを丹念に照合して作られています。
赤瓦の民家、サトウキビ畑、駅前の賑わい、畑仕事をする人々、行商の様子、通学する子どもたち……。当時の生活文化が景観の一部として表現されています。画面には「過去の風景」と「現在の風景」を比較できるマーカーも表示され、「ここが今のあの場所なのか!!」という発見が次々とありました。
体験できるのは那覇〜古波蔵と大里〜与那原の2区間(それぞれ上り・下り)。1回の体験時間は3〜5分程度です。

民間企業×沖縄県補助×与那原町の連携で実現
このシミュレーターは、中城村の株式会社あしびっとワークスが、沖縄県の「令和7年度琉球歴史文化コンテンツ創出支援事業」を活用して企画・制作。与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館が展示場所を提供するという官民連携で実現しました。
沖縄国際大学南島文化研究所特別研究員の喜納大作氏が監修協力を行い、史料調査から3DCG制作まで、約半年をかけて丁寧に作り込まれています。
体験してわかる、戦前の沖縄
実際に体験してみて感じたのは、写真や資料で見るのとは全く違う「体験としての理解」です。
運転席に座り、マスコンを操作して街並みを進むことで、「ここに鉄道があり、人々の暮らしがあった」という実感が湧いてきます。
駅到着時には「過去と現在」を比較できる写真が表示され、時代の移り変わりを感じることができます。
キャラクターによる当時の文化や史跡の解説もあり、遊びながら学べる工夫が随所にあります。

訪れて、体験して、感じてほしい
マスコンを握り、戦前の沖縄県鉄道を”運転”する3〜5分間は、きっと忘れられない体験になるはずです。
軽便与那原駅舎展示資料館を訪れた際には、ぜひこのシミュレーターで、失われた風景との出会いを楽しんでみてください。

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与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館
住所:与那原町字与那原3178番地
受付 10:00~18:00(火曜日、年末年始を除く)
https://www.yonabaruekisha.com/
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