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東宮殿下御上陸記念碑

 1921年3月6日、のちの昭和天皇陛下にあたられる東宮殿下が、初めて沖縄の地「よなばる」にご上陸されたことを記念し、2018年「東宮殿下御上陸記念碑」を建立。軽便与那原駅舎の「御乗車記念碑」と合わせてご覧くださいね。

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 2018年3月6日、与那原町のえびす橋東側護岸に「東宮殿下御上陸記念碑」が建立され除幕式を執り行いました。

1921年3月6日(大正10年)東宮殿下はヨーロッパ外遊の途中に、沖縄に立ち寄られました。御召艦香取(おめしかんかとり)の艦長は、沖縄出身の漢那憲和(かんなけんわ)大佐でした。

当時の与那原には、仮桟橋が建設されており、御召艦香取が中城湾に入ると、川越沖縄知事らが機動船で香取に到着、殿下たちは内火艇(うちびてい:エンジン付きの小船舶)に移り、途中伝馬船に乗り換え、仮桟橋に到着されました。

与那原の仮桟橋には紅白の布がまかれ、与那原付近の町村長、町村会議員、児童生徒、村民、近隣村民らが並び奉迎しました。

その後、東宮殿下は徒歩にて漢那小道(漢那スージー)かや馬場通り、現在のえびす通りを経て与那原駅まで進まれ、軽便与那原鉄道にご乗車されて那覇駅へと向かい、県庁まで人力車でお出かけになられています。記念植樹をされ首里城訪問を終えられると、東宮殿下は再び与那原へ向かい、与那原の海から帰艦されたと記されています。

東宮殿下上陸を記念して、上陸第一歩の地として「石ひ」が建立され「道路の中央に大理石を埋め、且つ其の右側に御せう陸記念と大特筆せる石ひを立ててあった」と、昭和8年1月14日の沖縄日日新聞の記事には記されています。

ところが、石碑は「防風津波のため流失した」となっており、その後上の森に「東宮殿下御上陸記念碑」が建立されましたが、戦後改修され移設されたまではわかっているものの、その後の行方は不明のまま今日まで至りました。

東宮殿下、のち昭和天皇陛下は、病床で

「思はざる病となりぬ沖縄を たづねて果たさむ つとめありしを」

と、お詠みになられています。

わずか半日の沖縄滞在でしたが、生涯で一度きりの沖縄に熱い思いを馳せられた昭和天皇陛下。沖縄への思いを、与那原の地でみなさまにも感じとっていただければ幸いです。

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INFORMATION

名称 東宮殿下御上陸記念碑
ウェブサイト -
住所 沖縄県島尻郡与那原町与那原495付近
駐車場 軽便与那原駅舎資料館をご利用下さい。えびす通りを歩いて3分ほどです。
インターネット環境 -
対応言語 -
クレジットカード -
料金・平均予算 無料
予約 不要
営業時間 24H
定休日 なし
電話 (098)945-3793 与那原町役場企画政策課
メール -

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